ライカ(Leica)買取 ライカを高く売るコツ

その1 まずはお持ちのカメラの状態を知る

M型 ライカの状態を知る

ライカMPを高く売るコツ

■ ライカ(Leica)MPを買取に出す場合の事前のチェックポイント
 

中古市場では玉数が少なく値段の落ち込みは少なめとなります。問題は付属品があるかないかで買取の値段にも影響して重要になってきますので購入の際は確認致しましょう。またライカMPには限定モ デルが多数ありますのでしっかり確認の上買取に出すようにしましょう。MPは現行品ですので修理は当分不可にはならないので安心して使用できるカメラで す。ファインダーは現状ではクモリ等の現象は少ないと思いますが油断は禁物です。温度差を与えないように丁寧に扱うようにいたしましょう。またライカMP は露出とシャッターに電池を使用しておりますので使用しない場合は必ず電池を外してしまうようにしましょう。

 

■ ライカ(Leica)M7を買取に出す場合の事前のチェックポイント

初の電子式シャッター搭載のライカがこのライカ(Leica)M7となります。電子式シャッターにしたことでAEでの露出制御が可能となりました。これによりより敏速な撮影が可能になり、動き物の撮影には弱かったライカの弱点を少しだけ補うこととなりました。

発売前はいろいろな憶測の呼んだライカ(Leica)M7でしたが発売後はAE以外の目新しさはないもののライカ社の「不変」を受け継いでるカメラでもあ りますのでその価値は十分にあります。またトップカバーは黄金期のライカを彷彿とさせる真鍮製となっており使い込んでいくうちに真鍮の黄金色が浮き出てく るようです。

いずれやってくる原点回帰の日に改めてこの機種のすごさが分かってくるような感じがします。

中古市場では玉数が少なく値段の落ち込みは少なめとなります。ただやはり電子式ですので故障の際はメーカー修理となり、高額な修理代となるのは覚悟してお かなければなりません。また将来的に電子部品が無くなった場合は修理不可となることも考えられますので覚悟は必要です。ファインダーは作り込みがよくなっ てきているようですので現状ではクモリ等の現象は少ないと思いますが油断は禁物です。温度差を与えないように丁寧に扱うようにいたしましょう。またライカ M7は露出とシャッターに電池を使用しておりますので使用しない場合は必ず電池を外してしまうようにしましょう。

 

■ ライカ(Leica)M6を買取に出す場合の事前のチェックポイント

言わずと知れたM型ライカのロングセラーモデルがこのライカM6です。販売台数もM3を抜いて歴代トップです。
そのために種類やバリエーションも豊富で買取に出す際は自分のモデルがどのモデルなのか正確に知っておくことが必要です。買取店に出す場合はまず自分のライカ(Leica)M6どのモデルかを知っておくと買取の際に有利です。
まずはTLLかTTL無しかで判断します。上部のシューにTTLの記載があればライカM6TTLとなります。
ライカM6TTLの場合ファインダー倍率により3種類の呼び名が存在します。ファインダー倍率は見え方により0.58/0.72/0.85の3種類に分類されます。
見分け方はファインダーを表から見て枠の下のほうに小さく0.72などと明記されておりますので簡単に見分けが可能となります。

TTLとNonTTLでは買い取りに差が出ますのでお売りになる場合は必ず確認しておきましょう。

また査定をお願いするお店で査定員がTTL、NonTTLの見分け、もしくはファインダー倍率等分からないような店では本当の価値が金額に反映されませんので売るのは控えたほうがいいと思います。リサイクル系や、多店舗買取店よりもカメラ専門店での買い取りをお勧めいたします。

またM6には多彩な限定モデルが存在します。

レンズセットの物もありますので必ずセットでライカ買取に出すようにしましょう。

レンズのみや本体のみの買い取りの場合著しく値段が下がることもありますので注意が必要です。

また当然のことながら付属品は冊子、ストラップ、その他付属品はなくさないようにすべて揃えておくように致しましょう。

ライカM6は初期のころではそろそろファインダー等曇りが出やすくなってきております。

買取にも影響する部分ですので常日頃から保存場所などに注意して保存いたしましょう。

ライカM6は露出計に電池を使用しておりますので使用しない場合は必ず電池を外してしまうようにしましょう。

 

■ ライカ(Leica)M5を買取に出す場合の事前のチェックポイント


ライカ(Leica)M5 は初の露出計内蔵のライカカメラでcds素子が巻き上げ時には引っ込む形となります。状態チェックは他のM型カメラと同様ですがcdsが不良となっている 場合はかなりの減額となりますので覚悟が必要です。また露出精度もおおむね正確か事前に判断しておくようにいたしましょう。製造から年月が経っております のでファインダーのクモリ等が見受けられる個体があるようです。クモリがある場合は修理業者に出してファインダー清掃の上お売りになったほうがいい場合も あります。また電池が必要なカメラとなりますので長期間使わない場合は必ず電池を外すように心がけましょう。電池は数年で液漏れを起こして周辺の金属を腐 食させます。腐食した個体はcdsの不良にもつながりますので注意が必要です。もちろん買取査定にも響いてきますので日々の注意が必要です。

 

■ ライカ(Leica)M4を買取に出す場合の事前のチェックポイント

ライカ(Leica)M4は当時経営が困窮していたライカ社を救うためにM3をベースに徹底した見直しと改良により欠点を克服した新生ライカM4として誕生致しました。日本では一眼レフブームが到来していたこともありライカ社の経営は苦しい時代となりました。ただこの時の大変革のM4が現在のライカM型の ベースとなりますのでこのライカ(Leica)M4がいかに重要な大変革だったかお分かりになると思います。
ライカ(Leica)M4でよく間違われるのがブラックペイントとブラッククロームの見分けです。

ブ ラックペイントは1960年後半から製造された個体でブラックペイントはM5発売後の1974以降に生産されたものとなります。ブラックペイントは市場 では数が少なく希少で比較的高額で買い取りされております。見分け方は見た目とシリアルで簡単に判別できます。ブラックペイントはブラッククロームに比べ塗装 が強くなく現在残っている個体でも角が剥がれ真鍮がむき出しとなっている個体を多く見受けます。好みによりますが真鍮むき出しのほうが好む方も少なくあり ません。

 

中古でライカ買取に出す場合はファインダーにクモリや二重像のズレがある場合は修理してから売る方がいい場合もありま す。ただ修理店によってはファインダーのク モリは修理不可の業者もありますので事前に調べる必要があります。買取店に出す際は査定員がライカ(Leica)M4ブラックペイントかクロームか見極め られるかによってもかなり査定金額が変わりますので知っておくことは重要なポイントとなります。買取店でライカ(Leica)M4ブラッククロームかペイ ントの判別の付かないお店には売らないほうがいいでしょう。

■ ライカ(Leica)M3を買取に出す場合の事前のチェックポイント


ライカ(Leica)M3はベストセラーモデルで非常に多くの種類の個体が市場には出回っております。簡単な棲み分けですとシングルストローク、ダブルストロー クなどの大きな分類からはじまりファインダーのセレクターレバーの追加など多岐にわたり変更と改良がなされております。買取査定に出す際はどのタイプかしっかり把握していることが重要です。

ライカ(Leica)M3は経年により修理の際に旧型の部品や新型の部品も混ざって修理している個 体もありますので注意が必要です。またライカ (Leica)M3あたりですと有名な修理屋さんで修理すると修理してい無い個体よりも人気の場合もあります。少しでも壊れているようでしたら修理に出し てから査定などに出すといい場合があります。ただ修理表が無いと証明できませんので修理の際は無くさずに修理表を持っているようにいたしましょう。

 

ラ イカ(Leica)M3のファインダーは非常に見えやすく命でもあります。覗いてみて曇りやカビがないかチェックしておきましょう。またライカ (Leica)M3で意外と多いのがファインダーの像のズレです。こちらも修理で比較的簡単に調整修理できる部分ですのでできれば修理に出してから売る方 がいいと思います。

M3の時代には様々なアクセサリーも合わせて作られておりますので使用用途不明の部品でも無くさずに持っているようにいたしましょう。

■ ライカ(Leica)M2を買取に出す場合の事前のチェックポイント

ライカM2はほかのライカと同様ライカ買取査定に出す際はどのタイプかしっかり把握していることが重要です。
ファインダーのチェックも買取に出す前にチェックしておきましょう。
覗いてみて曇りやカビがないかチェックしておきましょう。
またM2でも多いのがファインダー二重像の上下のズレです。
こちらも確認しておきましょう。

バルナックライカの状態を知る

バルナックライカ

バルナックライカの状態を知る 

ライカのバルナックライカ(Leica)といわれるカメラは1925年から 1963年まで製造されており最終の1963年から実に 50年以上経過しております。
そのためカメラの状態も個体によってさまざまな状態の物が混在しております。
50年以上前のカメラですので状態の良いものほど買取査定が高く一般の市場でも高値で取引されております。
また修理歴の有無によっても査定額が変化したりもします。

バルナックライカ(Leica)カメラの買取査定に出す前の確認ポイント

■ 全体の傷の有無 

バルナックライカ(Leica)で一番傷のつきやすいのが軍艦上部と底部の平らな面となります。
50年以上前のカメラですので傷がつくのは仕方ない部分となりますがこれ以上の拡散を防ぐためにもケースなどに入れて扱うようにしましょう。
また重要なのがグッタペルカという張革で、天然樹脂でできており劣化するとボロボロと剥がれ落ちてきます。
この症状は致し方のないことですが、角に少し剥がれが出ている場合は全体も傷んでおりますので丁寧に扱い、剥がれの拡散を防ぎましょう。
見た目にも影響して買取の査定にも響く部分ですので慎重に扱いましょう。

■ ファインダー

ファインダーはライカの命です。バルナックライカ(Leica)時代にはファインダーの付いているものと無いものがありました。
さすがに50年以上たっておりますのでクリアーなものは整備済みのもの以外見かけませんが、
こちらもライカの買取査定に重要な判断材料となりますのでご自身で状態の確認はしておいてください。
簡単な確認方法は蛍光灯などに向けて覗くのではなく蛍光灯に向けてから少し目を離してファインダー内部を
確認するようにします。その際に汚れ等は白く見えるのが確認できると思います。
カビの場合は糸状の蜘蛛の巣のようなものが見えると思います。
汚れ等ある場合修理に出す方法もありますが修理業者によっては分解できないバルナックライカ(Leica)もありますので注意が必要です。

■ シャッターと幕の状態。

シャッターの速度はバルナックライカ(Leica)の場合裏蓋が開きませんので目視でのチェックは厳しいです。
実写して判断する他修理しない限り正確な状態は判別不可となります。
チェックとしては低速ガバナーの調子が悪いとかなりのマイナス評価になりますので覚悟が必要です。
またマウント側からの目視チェックの際幕のシワやカビなどの発生によってもマイナス評価となるので注意が必要です。

■ その他のチェック項目

バルナックライカ(Leica)は50年以上経過しておりますのでさまざまな修理の経歴のある個体が存在します。
中には修理業者のずさんな修理によりその後の修理が不可になる個体も存在します。
そんなカメラですので中には有名修理店での修理品には思わぬ高値がつくものもあります。
もし手持ちのカメラで修理履歴があり、またその修理表もある場合は決して捨てず一緒に査定に出すようにしましょう。
ちょっとしたポイントですが修理履歴で値段をプラスしてくれる買取業者をお勧めします。

R型 ライカの状態を知る

■ ライカ(Leica)R9 R8 を買取に出す場合の事前のチェックポイント

ライカ(Leica)R9 R8はほかのライカではなく一眼レフと同様の扱いとなります。まずファインダーを見てカビや汚れがないか確認しておきます。またレンズを実際につけてみて絞がしっかり開閉しているかも確認致しましょう。比較的新しい機種ですので付属品はあれば揃えておくようにしましょう。

 

■ その他のR型を買取に出すポイント

 

ライカフレックスから始まりR3~7までの買取は対応店が非常に少ないので買取に出す際には慎重に選ぶ必要があります。本来の価値が見いだせない店舗では買取に出さないようにいたしましょう。

ライカフレックス~R3あたりまではプリズム劣化で視野不良の物もありますので注意が必要です。

 

ライカレンズの状態を知る

ライカのレンズの状態を知る。
レンズの状態はまずレンズ内部の状態ヘリコイドの動き鏡筒の状態などあります。

レンズ内部の状態の確認方法は懐中電灯などでレンズ先端より内部を照らします。
反対側からレンズをのぞき込みますがその際に少し離れてみるようにしますと分かりやすいです。
また部屋を暗くしておくと余計に見やすくなります。
クモリやカビ等がないかチェックしておきましょう。
Lレンズのズマロンやズミルックスの初期などもクモリ等出やすいレンズとなります。
同様に絞りもチェックしてスレや油染みが無いかチェックしましょう。
ヘリコイドは動かして引っ掛かり等無いかチェックします。
鏡筒も手で持ってみてガタ等無いかチェックします。

その2 買取に出すカメラの相場を調べる

■ネットで相場を調べる。

次は相場を調べます。

まず重要な注意点ですがネット上では買取サイトがいくつかあります。

まずは「カメラ 買取」と検索をしてみましょう。

いくつか買取のサイトが出てきたと思います。

ここで注意点していただきたいのですがカメラ買取サイトと申しましても大まかに2種類に分かれていることです。

「カメラ店の買取サイト」「リサイクルショップ系買取店のサイト」です。

見分け方はズバリ!リサイクル系の場合はカメラ以外の物を買取している、もしくは系列店にほかのリサイクルショップなどあるなどです。

ライカカメラは特殊性ゆえにリサイクル系での買取は控えたほうが無難です。

先ほども申しましたように査定の担当者の知識が乏しいと思わぬ部分で査定に響く場合がります。

M4のブラックをブラッククロームの査定にされたりフードの知識が乏しかったりしますのでできればカメラ買取店での買取をお勧めします。

リサイクル系は買取が命ですので目立つ場所に広告を出しております。

その中でもよく調べて本当にライカの価値を分かってくれる業者を探すことが重要です。

カメラ買取のサイトが分かりましたら早速値段を調べてみましょう。

ただし注意点があります。

買取店のサイトで価格表のある場合はそれを参考にします。

ここで重要な注意点は買取上限金額が書いてある場合です。

ほとんどのお店で上限買取金額は「新品、未開封」の金額となっており中古の買取値段とは違うことが多いです。

ライカでM3の未使用となると高額になるのは間違いありません。

逆に中古ですと極端に値引きされる場合がありますので注意が必要です。

問合せの欄がある場合には中古での価格を知らせてもらうように問合せをしましょう。

■ 電話にて問合せをする

数ある査定で一番有効的なものが電話での問い合わせです。

細かな状態を伝えられる電話が一番ですが注意点は査定人と商品を実際に査定する人が違う場合です。

査定と実際に査定する人との間で金額が違う場合もありますので注意が必要です。

その際の対策として電話で話した方の名前は覚えておくようにしましょう。

電話の問い合わせ場所がないようなお店はなるべく避けたほうが無難かもしれません。

■ 口コミ、知り合いからの紹介

口コミ知り合いからの紹介も有効な手段です。

ただカメラは状態等によっても価格が上下しますので納得のいく査定を出してもらえるかはその時々によります。

やはり事前に査定金額のリサーチは必要となります。

その3 実際に査定してもらう

■ 店頭持ち込みで買取してもらう。

査定金額が分かりましてら実際に持ち込んでみましょう。

査定金額が出ましたら事前に確認した金額と見比べて納得しましたら売却します。

ただし極端に査定額が低いようでしたら必ず理由を聞いて納得いかないようでしたら売らないようにいたしましょう。

面倒と思いますがあとで必ず後悔しますのでがんばって断るようにいたしましょう。

 

■ 通信買取で買取してもらう

通信買取での注意点は店頭持ち込みと同じですが送る手間が面倒でついつい査定が低くても売ってしまう事が多いようです。

ここで負けてはいけません。

1個当たり1000円安ければ10個集まると10000円も安くなります。

10000円あればかなりの商品が買えますので納得いくまで交渉するかもしくはキャンセルすることも重要です。

また買取店によってはレンズの小傷でジャンク扱いとされてしまう店もありますので注意が必要です

「ジャンク扱いとなる小傷」と「レンズに小傷がある中古」とでは全く違う商品になりますのでご注意ください。

ここで今までの流れの状態を知ることが役立ってきますのでしっかりと冷静に判断いたしましょう。

買取に納得いかなければ「返してもらう」ことも重要です。

ここで妥協すると次の欲しい商品の購入にも影響しますので妥協してはいけません

少し時間はかかりますががんばって一番高値で買い取ってくれる業者を探しましょう。

 

 

その4 オークション等で売ってみる

■ オークションで売る

オークションで売るのも一つの手段です。

値段はその時により上下しますので一喜一憂ありますがそれはそれで楽しいものです。

ただ注意点はあくまで「個人」対「個人」となりますのでトラブルはつきものです。

よくあるのが程度の判断違いで自分では「きれい」と思っていても購入された方がこれは「きれいではない」などお互いの意見の食い違いです。

これは個人的な主観の違いによるものですからしょうがないのですが中には騙されたくらいの勢いで文句を言われる方も中にはいますので注意が必要です。

また落札後に音信不通になる方や、支払い期間の長い人などいますのでオークションはこういうものだくらいに思っていないと出来ないように思います。

トラブルの嫌いな方は避けたほうが無難でしょう。

また写真を撮ったり載せたりするパソコンの知識も多少必要になります。

 

最後に

如何でしたでしょうか。
一口にライカを売るといっても色々な方法があると思います。
皆さんの愛機を次のオーナーの方が待っているのは確実です。
またあなたの元にも次のカメラがやレンズが待っています。
ライカカメラは素晴らしいものですので存分に楽しんでみてください。